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公益財団法人になるメリット5選!設立・認定を受ける流れも解説


2026.01.28

今回は「公益財団法人になるメリット」をテーマに、法人設立を検討されている方や、既に財団法人を運営されている方に向けて、制度の概要からメリット・デメリット、設立の流れ、そして運営支援ソフトまで整理しました。

公益財団法人とは?

公益財団法人とは、まず一般の財団法人が所定の「公益認定」を受けて、社会一般の利益を目的とする公益活動を行う法人として認められたものを指します。
具体的には、教育・医療・福祉・文化・環境保護など、公の利益に資する活動を主たる目的としており、かつ拠出された財産を公益目的のために運用・支出することが求められます。
また、公益財団法人になるためには、所管行政庁(国または都道府県)による審査を経て公益認定を受ける必要があり、その運営には一定の透明性やガバナンスが求められます。
このような特徴を持つ公益財団法人ですが、法人格を取得・認定を受けることで得られるメリットが多く存在します。次章では、メリットを5つに分けてご紹介します。

公益財団法人になるメリット5つ

公益財団法人として認定を受けることで、多くの優位点があります。以下に代表的な5つのメリットを挙げて説明します。

①社会的信頼性の向上

「公益」という名称を冠し、所管行政庁の認定を受けているという事実自体が、社会的な信用力に直結します。例えば、一般の記事でも「『公益財団法人』という法人格は厳しい審査を通っており、社会的評価が高まる」と紹介されています。
この信頼性は、事業遂行・協賛・寄付募集などを円滑に進める上で強みとなります。企業・自治体・支援者などからの信頼を得やすく、協働機会も広がる可能性があります。

②寄付を集めやすくなる

認定を受けた公益財団法人は、寄付を行った個人・法人に対して税制上の優遇措置が適用される場合があります。たとえば所得税や法人税の寄付金控除・税額控除制度が該当します。
これにより、寄付者側にはメリットが生じ、典型的には「寄付しやすい環境」が整うため、財団としての資金調達面で有利となるのです。

③税制上の優遇措置を受けられる

公益財団法人が行う公益目的事業については、法人税が課されないなどの優遇が受けられる点が挙げられます。
たとえば、公益目的事業に該当する範囲で得られた収益が非課税となるケースがあります。これによって、財団の運営効率が高まり、資源を公益目的に再投入しやすくなります。

④寄付者・相続者にとってもメリットがある

公益財団法人に対して寄付を行ったり、財産を拠出したりする場合、寄付者・相続者側にも税制上の優遇があることが紹介されています。例えば、相続財産を公益財団法人に寄付すると相続税が非課税になる可能性があるという解説もあります。
このような制度設計によって、支援者の参加促進と財団側の資源確保という双方のメリットが生まれています。

⑤長期的な活動継続・信頼基盤を構築できる

公益財団法人形態をとることで、財産運用を基礎とする活動や事業展開を持続的に行いやすくなります。拠出された財産を適切に運用し、公益目的に再投下することで、社会的使命を長期的に果たす基盤を整えられます。例えば、活動目的が明確であり、公共性の高い分野に取り組むという定義が明示されています。
また、運営の透明性・説明責任が求められる分、ステークホルダーからの信頼を維持しやすく、将来的な法人格の価値を高めることにつながります。

公益財団法人になるデメリット

ただし、メリットが多い一方で、公益財団法人形態にはデメリット・注意点も存在します。ここでは主として2つの側面をご紹介します。

デメリット1:認定および運営に手間とコストがかかる

公益財団法人として認定を受けるには、所管官庁による審査・申請手続きがあり、法人内部体制・定款・財務基盤・事業計画などが一定水準を満たしている必要があります。 一般の記事でも「かなりの手間がかかる」「コストもかかる」と明記されています。
設立後も定期的な内部組織の運営、理事・監事の設置、決算報告、行政庁への届出・開示など、業務量が一般財団法人と比べて増加するのが実情です。

デメリット2:活動・財務運営における制約・監督がある

公益財団法人は、公益目的事業を主たる目的とし、また財産の運用・支出が特定の個人・団体の利益にならないことなど、法令により制約が設けられています。
加えて、行政庁からの監督・報告義務・立入検査などがあるため、法人運営の自由度がやや低くなるという側面もあります。これは、情報開示・事業実施の実効性・説明責任を求められるためです。

メリットが多い公益財団法人へのなり方

メリットの多い公益財団法人ですが、実際に法人設立・認定を受けるには以下の流れを理解しておくことが大切です。

まず、一般財団法人として法人登記を行うか、既存の一般財団法人から公益認定を受けるという選択肢があります。一般的には「一般財団法人 → 公益財団法人認定」という流れが多く見られます。(※当該手続きには法令・基準が関わります)
次に、主務官庁に対して「公益認定申請」を提出します。申請にあたっては、定款に公益目的事業を明記し、財産の拠出状況、事業計画、役員構成、財務基盤、情報公開・説明責任制度などが適正であることを示す必要があります。
さらに、認定後には毎年度の事業報告・決算報告、情報公開・監督対応など継続的な運営体制を整えることが求められます。これを怠ると認定取消や税制優遇の喪失などのリスクがあります。
このように、メリットを最大限活かすためには設立・認定・運営の各段階において、戦略的に準備・体制整備を行うことが重要です。

公益財団法人に便利なソフト

公益財団法人の運営・会計管理を効率化するために、会計ソフトの活用は欠かせません。特に公益法人特有の会計基準・財産管理・報告義務に対応したソフトを選ぶことで、事務負担を大きく軽減できます。

「WEBバランスマン会計」

ここでは、公益法人向けに設計された会計ソフト「WEBバランスマン会計」をご紹介します。
このソフトは、公益法人会計基準に対応しており、収益事業・公益目的事業・法人会計の各区分、正味財産管理、活動別計算書の出力、財産目録・附属明細書などの帳票作成をサポートしています。
また、クラウド/オンプレミスのどちらにも対応し、法人の規模・運用スタイルに応じて導入が可能です。操作性や出力帳票の豊富さ、公益法人ならではのニーズを踏まえた設計が評価されています。
公益財団法人を設立・運営する段階で、会計・報告業務を効率化し、信頼性ある運営体制を構築するためにも、有力な選択肢となるでしょう。

公益財団法人になるメリットについてまとめ

今回は公益財団法人になるメリットについて解説しました。

  • 公益財団法人は、認定を受けた公益目的活動を行う法人格であり、社会的信用・税制優遇・寄付集めやすさ・継続的な活動基盤というメリットがあります。
  • 寄付者・相続者にとっても税制優遇があるため、支援体制構築に有利です。
  • 一方で、設立・認定・運営には手間・コスト・行政監督の強さというデメリットも存在します。
  • メリットを最大化するためには、認定申請・法人設立・運営体制整備を戦略的に進めることが不可欠です。
  • さらに、会計ソフト「WEBバランスマン会計」のような公益法人対応ツールを活用することで、事務負担の軽減・会計処理の正確化・報告義務対応を支援できます。

公益財団法人としての道を選択することは、単なる法人格取得以上に、社会貢献を礎とした持続可能な運営基盤の確立を意味します。法人設立を検討している方、また既に活動中の方にとって、本記事が一助となれば幸いです。