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【2025】公益法人におすすめの会計ソフト5選を徹底比較!選び方も紹介


2025.09.09

公益法人の会計作業においては、各種伝票の手入力や修正作業、法定資料や内部資料の作成、収益事業と非収益事業の分別など多岐にわたる作業が必要です。
会計作業に手間がかかるほど労力や人的コストも増加するため、会計作業を簡素化したいと考える企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では公益法人におすすめの会計ソフト5選を徹底比較し、ソフトの選び方も紹介します。ぜひ会計業務の効率化や経費削減の参考にしてください。

公益法人におすすめの会計ソフト比較5選

公益法人の会計業務においては、資料作成や経理業務、転記など多岐にわたる業務への対応が必要です。そのため、自社のフローや業務量に合わせたソフトを選択しなければいけません。
公益法人の会計業務には、以下の5つのソフトがおすすめです。

各会計ソフトの特徴を把握し、自社に最適なソフトを導入して業務効率化を図りましょう。

会計ソフト特徴料金
WEBバランスマン・公益情報システム株式会社が開発、提供
・公益法人向け、クラウド型の会計ソフト
・専門知識がなくても簡単に利用できる

要問合せ
freee会計・フリー株式会社が運用
・銀行やクレジットカードの明細の自動反映が可能
・細かな分析にも対応
・ひとり法人:2,980円/月〜
・スターター:5,480円/月〜
・スタンダード:8,980円/月〜
公楽・株式会社KMCが開発、提供
・連動した会計業務が可能
・会計状況をリアルタイムに把握できる
要問合せ
マネーフォワードクラウド会計・株式会社マネーフォワードが運営
・会計業務に必要な明細書の自動取得が可能
・自動仕訳機能が作業をサポート
・ひとり法人プラン:2,480円/月〜
・スモールビジネスプラン:4,480円/月〜
・ビジネスプラン:6,480円/月〜
大蔵大臣NX・応研株式会社が提供
・クラウド型とインストール型のどちらにも対応
・初心者でも利用しやすい
・スタンドアロン:264,000円(税込)
・ピア・ツー・ピア:462,000円(税込)
・LANPACK 2クライアント:528,000円(税込)

①WEBバランスマン

WEBバランスマンは、公益情報システム株式会社が開発、提供している完全クラウド型の会計ソフトです。公益法人向けに設計されています。
簿記や会計の専門知識がなくても簡単に利用できる設計となっています。伺い書入力機能も標準装備されているため、誰でも簡単に会計業務を行えます。

平成16年・平成20年の両方の会計基準の決算書出力が可能です。他のシステムとの連携ができるほか、担当者に権限が付与できるなど、ユーザーニーズに沿った会計業務への対応も可能です。

予算管理に関しても、損益ベースから予算入力した場合に資金ベースの出力も可能で、資金ベースで予算入力した場合にも損益ベースの予算書の出力も可能など、ユーザーファーストな便利な機能も搭載しています。

高セキュリティの証明であるジオトラスト社のSSL証明書の取得や、会計権限や業務権限、事業権限など担当者別に権限設定も可能な点など、セキュリティ対策も万全です。
高セキュリティの下で効率的に会計業務を進めたい方は、WEBバランスマンをぜひご利用ください。

②freee会計

freee会計はフリー株式会社が運用する、法人や個人事業主など幅広い業態に対応可能なクラウド型の会計ソフトです。
ソフト内に銀行やクレジットカードの明細の自動反映が可能です。領収書も読み込めば日付や金額を自動反映して仕訳するため、会計時の労力を削減できます。

会計業務に必要な指標を基にしたレポート作成もでき、細かな分析も可能です。
毎月の収支状況や経営状況を、パソコンやスマートフォンでいつでも管理できるなど、便利な機能も搭載しています。

③公楽(こうらく)

公楽(こうらく)は、株式会社KMCが開発、提供している25年の実績を持つインストール型の会計ソフトです。
伺い書作成から伝票発行、銀行振込処理や決算まで連動した会計業務が可能なため、会計業務を簡素化して人的コストを削減できます。

会計状況をリアルタイムに把握できるため、アナログ管理と比較して高精度でスピーディーに予算管理できるのもメリットです。
決算書の自動生成も可能なため、人的ミスも防げるでしょう。

④マネーフォワードクラウド会計

マネーフォワードクラウド会計は株式会社マネーフォワードが運営する、複式簿記のフォーマットに基づいて設計されたクラウド型の会計ソフトです。
銀行やクレジットカードとの提携により会計業務に必要な明細書の自動取得が可能なため、業務に必要なデータ取得を効率化できます。

取得したデータに関しても、会計業務時に自動仕訳機能が作業をサポートしてくれるため、人的コストや労力の削減も可能です。
セミナーや利用方法に関する解説動画の提供、メールやチャットサポートなど、サポート体制も充実しています。
1カ月の無料トライアルも提供しているため、使用感を確認してからの利用もおすすめです。

⑤大蔵大臣NX

大蔵大臣NXは応研株式会社が提供している、クラウド型とインストール型のどちらにも対応可能な会計ソフトです。
振替伝票そのままの実務的な入力画面により、初心者でも利用しやすく上級者は迅速な会計業務を可能にしています。

データ入力と同時に全ての財務諸表も作成するため、必要な資料をメニューから選択するだけで帳票画面を表示できるのもメリットです。
支払先や得意先別の管理、手形の管理や売掛、買掛管理にも柔軟に対応し、手間のかかる期日管理を一手にサポートしてくれます。

公益法人のおすすめの会計ソフトの選び方

公益法人のおすすめの会計ソフトの選び方

公益法人のおすすめの会計ソフトの選び方として、以下の3つの項目が挙げられます。

  • 操作性で選ぶ
  • クラウド型かインストール型かで選ぶ
  • サポート体制の充実度で選ぶ
  • 各項目を細かく確認し、自社に最適な会計ソフトを選択しましょう。

操作性で選ぶ

公益法人の会計では、各種伝票の手入力や修正作業、法定資料や内部資料の作成、収益事業と非収益事業の分別などをはじめとした多岐にわたる業務を手掛けなければいけません。
そのため作業をできるだけ簡素化するためにも、画面構成がシンプルで直感的で分かりやすいソフトを選択しましょう。

会計の専門知識がない方でも簡単に利用できるソフトを選択すれば、会計担当者に業務が集中することなく、業務分担して会計業務を進められます。
加えてシンプルな操作性のソフトの導入により、業務効率化はもちろん会計作業のミス削減にもつながります。

クラウド型かインストール型かで選ぶ

公益法人の会計ソフトを選ぶ際には、クラウド型かインストール型かにも注意しましょう。
クラウド型は、インターネット環境があれば場所や時間に関係なく利用できるため、移動の多い業種や複数人での同時作業に最適です。法改正時のアップデートにも自動対応してくれるソフトもあります。

一方、インストール型はパソコン内にソフトをインストールして利用するため、インターネット環境がない場所でも利用できます。
ただし、インストール型は法改正時のアップデートは手動での作業が必要です。初期費用もクラウド型に比べて高くなるケースが多いでしょう。

サポート体制の充実度で選ぶ

サポート体制の充実度も、公益法人の会計ソフトを選ぶ際の重要なポイントの1つです。
自社に経理の専門家が不在の場合には、会計作業でのトラブルや不明点などが生じた場合にスムーズに対応できません。

そこで電話やメール、チャットなどのサポート体制が充実したソフトを導入しておけば、迅速なサポートやアドバイスによりスムーズに会計業務を進められます。
ソフトの操作方法に関するレクチャーや法改正変更などに関するサポート、顧問税理士とのデータ共有サポートなどの有無も事前に確認し、導入後の費用対効果を検討しましょう。

公益法人には会計基準が設けられている

公益法人会計基準とは、公益社団法人や公益財団法人などの公益法人が会計処理や財務報告を行う際のルールを定めた基準です。公益法人は営利を目的とせず、社会的な信頼を基盤に活動するため、財務状況を適正かつ透明に示すことが求められます。そこで、2008年に公益法人制度改革の一環として「公益法人会計基準」が公表され、すべての公益法人に適用されるようになりました。

公益法人では寄付により受け入れられた資産で使用用途に制限のある「指定正味財産」と事業活動や制約のない寄付などによる資産である「一般正味財産」などを取り扱います。

公益法人の会計ソフトを比較して最適なソフトを導入しよう

公益法人の会計ソフトを比較して最適なソフトを導入しよう

公益法人の会計業務においては、各事業の費用を明確にする公益目的事業費率の計算や、公益目的や収益事業、法人管理部門の3つの収支を明確にして財務諸表を作成する区分経理作業など、手間のかかる業務が多く見受けられます。

業務を簡素化して人的コストや労力を削減するためにも、会計ソフトを比較して、自社に最適なソフトを導入してみてください。

中でもセキュリティ対策も万全で多岐にわたる会計機能や、ヒアリング後に顧客ニーズに適した価格設定を提示してくれるWEBバランスマンがおすすめです。